定年間近のサラリーマンからのメッセージ | ||
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~受験勉強は、その後の人生でこんなに役に立ちましたよ~ ❿「私の勉強法(1)スケジュールの立て方と唯一決めたルール」 |
もうすぐ定年退職を迎えるサラリーマンのhossieです。 高校は進学校には行けず、その高校でも下位の成績に甘んじていましたが、一念発起して受験勉強に取組み、偏差値31から早稲田大学法学部に合格しました(高校創立以来、初の合格者でした)。 全くの劣等生だった自分が受験勉強に正面から向き合ったことで、その後の人生がより豊かなものになりました。 当サイトでは、私が当時どんな受験勉強をし、その経験が後の人生でどのように役立ったかについて、お伝えしたいと思います。 ※登場人物は全て仮名で表記しています。 |
管理人のhossie |
❿私の勉強法(1)スケジュールの立て方と唯一決めたルール 受験までの準備期間はたったの一年。とは言え一年はある意味長丁場でもあるため、毎日規則正しい生活を送ることを心掛けました。 駿台予備校の授業は8時過ぎから始まるので、毎朝6時には起きないと間に合いません。夜は遅くとも12時には寝ることにして、授業に集中出来るようにしました。 毎日のスケジュールは、日曜日の夜に一週間分まとめて作っていました。 スケジュールは基本的に毎回そう変わらないのですが、自分の中で決めていたルールがありました。 それは、その時間にやらなかった予定は、それっきりリカバーしないことです。例えば「火曜日の夜7時~8時に日本史のこのテキストをやろう」と決めたら、何らかの事情で出来なかったとしても、もうそれでおしまいと言うルールにしたのです。 私は怠惰な性格で、集中が長く続かずにだらだら過ごしてしまうで、リカバリーが出来ないようにして自分を追い込むことで、スケジュールを確実にこなして行くことにしたのです。 もう一つ実践したのが、ボールペンを使って書いて書いて書きまくって覚えるということです。 前述の悪友、杉崎君がやっていたのと同じ方法ですが、他の人より記憶力で明らかに劣る私にとって、覚えるまで書き続けると言うボールペン学習法は大変効果的でした。 インクを使い切ったボールペンは30本近くになり、その数が増えていくことは自己満足ではありますが、勉強量の裏付けとして一つの自信になっていました。 |
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毎日のスケジュールは、50分刻みで教科を入れ替えました。間の10分間は休憩なのですが、この休憩時間に英単語や漢字の勉強を入れました。漢字や英単語を覚える時間を気分転換の時間にして、次の勉強への繋ぎとしたのです。 つまり実質的な休憩は無く、ずっと勉強していました。だって考えてみて下さい。中学生レベルから難関校を目指す人間に、ゆとりなどある筈がありません。予備校から家に帰ってからは、食事と風呂の時間を除いて全て勉強時間に当てました。 |
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それでも一年で十分な学力が付くのだろうかと言う不安に、常に苛まれていました。 電車の中も貴重な勉強時間でした。主に古語や英単語の暗記時間に当てていましたが、当時の東海道線のラッシュは今と比較にならない程酷く、乗客を電車に押し込むアルバイトがいた程です。単語帳を開くのも厳しかったので、単語カードを作って手元でパラパラとめくれるようにしました。 電車での勉強時間があったお蔭で、英単語集(試験に出る英単語等)は2冊分、英熟語集も3冊分、古語も1冊分を何度も繰り返し勉強することが出来ました。 そして就寝前には山川の日本史用語集を見ることにしました。やらなければと言う気持ちと眠気が交錯するのですが、やはり直ぐに眠りに落ちてしまうことが多かったです。 ただこのやり方のお蔭で、日本史用語集は全て頭の中に入りました。今考えるとすごく勉強をしたなと思います。 |
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