1. 歴史・由緒
京都府京丹波町出野にある長源寺は、臨済宗妙心寺派に属する古刹で、平安時代の皇族・惟喬親王の伝承と深い縁を持つ寺院として知られています。
文徳天皇の第一皇子である惟喬親王が、山深いこの地に身を寄せた際、地元の人々に病を封じる秘法を授けたという故事が残されており、これが後に「がん封じ」の信仰の起源となりました。
寺自体がいつ創建されたかは明確ではありませんが、惟喬親王の足跡とともに信仰が根付き、以来、地域住民の信仰を集め続けています。
がん封じを願う参拝者が全国各地から訪れ、今日では“癌封じ寺”として広く知られる存在となっています。
2. 癌封じ・病気平癒の御利益
長源寺では、惟喬親王から伝授されたという病封じの秘法に基づき、がん封じの祈祷が行われています。
また、参拝者は自らの病だけでなく、家族や知人の健康を願って訪れることが多く、実際に御利益があったといった体験談も寄せられており、精神的な支えとしての役割も非常に大きい寺院です。
毎年7月の第1日曜日に行われる観音まつりは、ガン封じのご祈祷が行われ、参詣者に「癌封じ茶」がふるまわれます。
まつりには、近畿一円にとどまらず、全国から多くの人が参拝に訪れます。
3. 所在地・アクセス
○所在地:京都府船井郡京丹波町出野岡ノ下25
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・JR山陰本線和知駅から車で15分
車でのアクセス
・京都縦貫自動車道「京丹波わち」ICから約5分
・舞鶴若狭自動車道「綾部」ICから国道27号で約15分
○駐車場:あり
○公式サイト:なし