成覚寺(島根県雲南市)|がん封じ笹酒まつりで知られる祈願寺

1. 歴史・由緒
成覚寺は、島根県雲南市三刀屋町中野に位置する真言宗醍醐派の寺院で、明治時代初頭(1900年代初頭)に、修験道の開祖・役行者の法流を継承する大峰山正大先達である照龍上人によって創設されました。​
開山以来、修験道の精神を受け継ぎ、護摩祈祷や加持祈祷を通じて、地域の人々の心の拠り所として親しまれています。​
本尊には不動明王を祀り、厄除けや病気平癒、家内安全、交通安全、方災除け、合格祈願、縁結びなど、多岐にわたるご利益があるとされています。
​特に、がん封じの祈願寺として広く知られ、毎年多くの参拝者が訪れます。​
また、自然豊かな山の中腹に位置し、静寂な環境の中で心身を癒す場としても評価されています。​
地域の伝統行事や年中行事も盛んに行われ、地元住民との深いつながりを持つ寺院です。​

2. 癌封じ・病気平癒の御利益
成覚寺では、がん封じや病気平癒の祈願が特に有名で、毎年4月の第2日曜日には「がん封じ笹酒まつり」が開催されます。​
この祭りでは、山伏の行列に続いて柴燈大護摩供法要が行われ、護摩壇の周囲には竹に入れられた酒が置かれます。​
護摩の火で温められたこの笹酒を飲むことで、がんを封じ、無病息災を願うとされています。
​この伝統行事は、地域の人々だけでなく、遠方からの参拝者にも広く知られ、多くの人々が健康と長寿を祈願して訪れます。​
成覚寺は、がん封じや病気平癒の祈願が特に有名で、なかでも特に注目されているのが、毎年4月の第2日曜日に行われる「がん封じ笹酒まつり」です。
この祭りは、病魔退散と無病息災を祈る厳かな仏教儀式として知られ、地元はもとより遠方からも多くの参拝者が訪れる一大行事となっています。
「がん封じ笹酒まつり」では、山伏の行列のあと、竹筒に入れられた日本酒「笹酒」がずらりと並べられます。
護摩の火で温められたこの笹酒は、特別な力を帯びた“祈願の酒”とされており、この酒を飲むことでがんを封じ、健康長寿を願う風習が根付いています。
訪れる人々の中には、病と向き合うご本人はもちろん、その家族や友人の姿も多く見られ、「心が軽くなった」「希望をもらえた」との声が多数寄せられています。

3. 所在地・アクセス
○所在地:島根県雲南市三刀屋町中野811
○アクセス:
車でのアクセス
・JR木次線木次駅より車で約20分
○駐車場:有り(30台)
○公式サイト:なし

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