1. 歴史・由緒
東京都港区新橋に鎮座する烏森神社は、平安時代の天慶3年(940年)に創建されたとされる、都内でも長い歴史を持つ由緒正しい神社です。
創建の由来は、平将門の乱を平定した藤原秀郷が、その戦勝を神に感謝して社を建てたことに始まると伝えられています。
戦乱の終息と民の平安を願って建てられた神社であることから、創建当初より勝運や病気平癒、厄除けの神として広く信仰を集めてきました。
明治時代には近隣の新橋停車場(現・JR新橋駅)の開設により、多くの参拝客が訪れるようになり、現在ではビジネスマンや観光客にも親しまれる都心の最強パワースポットの一つとして知られています。
2. 癌封じ・病気平癒の御利益
烏森神社は、「勝運」「病気平癒」「厄除開運」などの御利益で知られていますが、近年では特に「がん封じの守り」が注目されています。
授与されるのは古来より良薬とされた南瓜(かぼちゃ)をモチーフにデザインされた御守で、健康を願う多くの方々に人気を集めています。
この御守は、闘病中の方やその家族・知人が健康祈願として授かるケースが多く、特に首都圏では“癌封じの御守”として定着しつつある存在です。
また、烏森神社では特定の病気に限定せず「病気平癒全般」への祈願も受け付けており、心願成就や身体健全の願掛けに訪れる参拝者も後を絶ちません。
3. 特徴と現代的魅力
烏森神社のもう一つの特徴は、現代に溶け込んだ開かれた神社運営です。
授与品の一部にはカラフルでモダンなデザインが施されており、若い世代や外国人観光客にも親しみやすい工夫がなされています。
特に「心願色みくじ」という、願意・占うものにより4色に色分けされた独自のおみくじがあり、人気を呼んでいます。
4. 所在地・アクセス
○所在地:東京都港区新橋2丁目15-5
○アクセス:
・JR・東京メトロ・都営地下鉄「新橋駅」から徒歩2分
○駐車場:なし
○公式サイト:https://karasumorijinja.or.jp