金錫山地蔵寺(岐阜県下呂市)|延命地蔵尊とがん封じ信仰の霊場

1. 歴史・由緒
岐阜県下呂市金山町にある金錫山地蔵寺(きんしゃくざんじぞうじ)は、臨済宗に属する歴史ある寺院で、地元では「がん封じ寺」として篤く信仰されています。
永禄2年(1559年)に、当時の領主であった三木良頼が、禅昌寺三世の仁谷智腆を開山として創建されました。
寺の名称にもある「金錫」は、仏教における僧侶が持つ杖の名称で、邪気を払う法具として知られています。
この言葉が山号に取り入れられている点からも、病を除き、命を延ばす祈願の場として古くから重視されてきたことが伺えます。
特に注目されるのがご本尊「延命地蔵願王菩薩」です。
このご本尊は、お腹の中に純金の錫杖を持った五寸大ほどのお地蔵様(胎内仏)を秘蔵していることから「体内の癌を退治してくれる」とされ、全国から多くの参拝者が訪れます。

2. 癌封じ・病気平癒の御利益
金錫山地蔵寺の中心的なご利益は、病気平癒・延命長寿・がん封じです。
本堂では、希望者に対しがん封じ祈願が随時行われており、住職による読経と祈祷を通じて、心身の浄化と病魔退散を祈ります。
特に人気なのが「がん封じ御守」で、御守は参拝者の要望に応じて授与され、郵送対応も相談可能とされています。
祈願後には、本尊の前で静かに願いを込め、写経や写仏を奉納する方も見られます。

3. 所在地・アクセス
○所在地:岐阜県下呂市宮地939
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・高山本線で下呂駅下車→下呂駅前濃飛バス乗車、中津川・坂下方面行「宮地橋」下車徒歩7分
○駐車場:無料駐車場あり(40台、大型バス10台可能)
○公式サイト:なし

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