宮原神社(和歌山県有田市)|癌封じで知られる太刀ノ宮を祀る社

1. 歴史・由緒
宮原神社は和歌山県有田市に鎮座する由緒ある神社で、弘仁7年(816年)の草創で、宇佐神宮より勧請されたと伝えられています。
御祭神は、誉田天皇、気長足姫尊、比売大神をお祀りしており、文化・学問・産業・武運・安産・渡航などの霊験あらたかな神様として信仰されて来ました。
その後争乱の世を経て久しく荒れ果てたままであったところ、鎌倉時代の1284年にようやく再興(再開眼の供養)されました。
境内には多くの末社があり、なかでも特に注目されているのが「太刀ノ宮神社」です。
この「太刀ノ宮神社」は、病気平癒の神様として厚く信仰され、特にぜん息などの気管支の病や癌などの治りにくい病から苦しみを和らぎ、回復すると遠方からも多くの参拝があります。
年間を通じて多くの地元住民や関西一円からの参拝者が訪れ、静かながらも深い信仰に支えられている神社です。

2. 癌封じ・病気平癒の御利益
宮原神社には、「太刀ノ宮神社」と呼ばれる境内社があり、古くから病気平癒の神として厚い信仰を集めています。
特に、喘息やがんなどの治りにくい病に対して強いご利益があると語り継がれ、地元住民をはじめ各地から参拝者が訪れています。
太刀ノ宮とは、神の剣の霊力によって病を断ち切るという信仰に由来し、心身の不調を祓う力があるとされています。
かつては重い病を抱えた人々が祈願に通い、平癒したと伝えられる逸話も残されています。
ただし、宮原神社では祈祷や癌封じのお守り授与は行っておらず、個人で静かに参拝し、神前に願いを届ける形式が基本です。

3. 所在地・アクセス
○所在地:和歌山県有田市宮原町道字辻貝359
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・紀伊宮原駅から徒歩約20分
車でのアクセス
・JR紀勢本線下津駅から約20分
○駐車場:有り(5台程度)
○公式サイト:http://miyaharajinja.or.jp/

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