1. 歴史・由緒
如意輪寺(にょいりんじ)は、福岡県小郡市に位置する真言宗御室派の寺院で、山号は清影山です。
奈良時代の天平元年(729年)に行基菩薩によって開創されたと伝えられています。
本尊は、福岡県指定文化財である立像の如意輪観音で、日本で唯一の寺院安置の立像として非常に貴重な存在です。
如意輪観音は「意のままに願いを叶える」観音様として信仰されており、境内には多くの参拝者が訪れます。
また、境内には約10,000体のカエルの石像や置物があり、「かえる寺」としても親しまれています。
これらのカエルは、苦難から「帰る」、病気から「帰る」などの願いが込められており、交通安全や長寿、金運などにご利益があると言われているパワースポットです。
誰でも気軽に参拝できる楽しくオープンなお寺を目指しており、最近では海外からも観光客が訪れるお寺となりました。
2. 癌封じ・病気平癒の御利益
如意輪寺の境内には、「癌切り不動明王」と呼ばれる不動明王像が祀られており、がん封じのご利益があるとされています。
この不動明王像は、病気平癒や健康長寿を願う多くの参拝者に信仰されており、特にがん患者やその家族が訪れることが多いです。
参拝者は、不動明王像の前で手を合わせ、病気の回復や健康を祈願します。
また、境内には「水掛不動」や「抱きつき観音」など、さまざまなご利益があるとされる仏像が点在しており、訪れる人々に安心と癒しを提供しています。
さらに、6月から9月(2025年は4月下旬~8月下旬)にかけて開催される「風鈴まつり」では、数千個の風鈴が境内に飾られ、風鈴の音色が心を穏やかにし、参拝者の心身の癒しに寄与しています。
3. 所在地・アクセス
○所在地:福岡県小郡市横隈1729
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・西鉄天神大牟田線 三沢駅から徒歩約15分
○駐車場:有り(30台)
○公式サイト:なし
如意輪寺(福岡県小郡市)|かえる寺として知られる癌封じの霊場
