瑠璃光寺(山口県山口市)|薬師如来を祀るがん封じの名刹

1. 歴史・由緒
瑠璃光寺は、山口県山口市香山町に位置する曹洞宗の寺院で、室町時代の大内氏の菩提寺として建立されました。​
特に有名なのが、国宝に指定されている五重塔で、​山口を拠点にかつて西国一の力を持った守護大名・大内義弘公を弔うために、1442年に弟の大内盛見によって建てられました。
この五重塔は、檜皮葺の屋根を持ち、和様と禅宗様式が融合した優美な姿が特徴です。
​塔の周囲には池泉回遊式庭園が広がり、四季折々の風景が訪れる人々を魅了します。
奈良の法隆寺五重塔、京都の醍醐寺五重塔とともに日本三名塔に数えられています。
​また、瑠璃光寺は「西の京」とも称される山口市の象徴的な存在であり、多くの文化人や歴史愛好家に親しまれています。

2. 癌封じ・病気平癒の御利益
瑠璃光寺の本尊は薬師如来で、古くから病気平癒や健康長寿の祈願所として信仰を集めています。
特に、がん封じのご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れます。
​境内には「水かけ地蔵」があり、参拝者は柄杓で水をかけて病気平癒を祈願します。
​また、授与所では「がん封じ守」や「病気平癒守」などのお守りが授与されており、これらを求めて訪れる人々も多いです。
​さらに、国宝五重塔の修繕費寄付(クラウドファンディング)の返礼品として、実際に使用されていた檜皮材で作られたお守りや念珠も授与されており、特別なご利益があるとされています(このクラウドファンディングは既に終了しています)。
これらの取り組みにより、瑠璃光寺は病気平癒を願う多くの人々にとって心の拠り所となっています。

3. 所在地・アクセス
○所在地:山口県山口市香山町7-1
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・新山口からタクシーで約30分
・JR山口線新山口駅からタクシーで約10分
・JR山口線新山口駅からバスで約15分
車でのアクセス
・中国自動車道山口ICより約10分、小郡ICより約20分
・山陽自動車道防府西・東ICから約20分
○駐車場:有り(100台)
○公式サイト:https://inforurikoji.wixsite.com/rurikoji/blank

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