櫻木神社(山口県山口市)|がん封じ堂を擁する平安創建の古社

1. 歴史・由緒
櫻木神社は、山口県山口市大内矢田に鎮座する由緒ある神社で、平安時代の承平元年(931年)に大内氏11代の茂村によって創建されたと伝えられています。​
当初は大内御堀に建立されましたが、江戸時代中頃に現在の地に遷座されました。
​御祭神として、天照大神、伊弉諾神、天児屋根命、応神天皇、市杵島姫命の五柱を祀り、伊勢、熊野、春日、八幡、厳島の五社を合祀したことから「五社大明神」とも称され、五社を一度に参拝したのと同じご利益があると信仰されてきました。​
戦国時代には流鏑馬が盛んに行われ、大内氏や毛利氏の崇敬を受けたと伝えられています。
​境内には文化14年(1817年)に奉納された木製の神馬や、伊勢神宮内宮の大杉から採種された御神木などがあり、歴史と自然が調和した神聖な空間を形成しています。

2. 癌封じ・病気平癒の御利益
櫻木神社の境内奥には、「がん封じ堂」と呼ばれる小さな祠がひっそりと佇んでいます。​
朱色の鳥居と案内看板が目印で、境内の行き止まりに位置していることから、「これ以上がんが進行しないように」との願いが込められているのかもしれません。
​​がん封じ堂の存在は、がん患者やその家族にとって心の拠り所となっており、地元の方々に大切にされている神聖な場所です。​

3. 所在地・アクセス
○所在地:山口市大字大内矢田7-1216
○アクセス:
・矢田バス停(防長交通)から徒歩約7分
○駐車場:有り
○公式サイト:なし

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