猿丸神社(京都府綴喜郡)|腫れ物・こぶ・癌封じのご利益で有名

1. 歴史・由緒
猿丸神社は、平安時代の歌人で『古今和歌集』の撰者の一人とされ、「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」の歌で有名な猿丸大夫(さるまるだゆう)を祀った神社です。
創建年代は明確には伝わっていませんが、古くから地元の人々により「病気封じ」「こぶ取りの神様」として信仰されてきた歴史があります。
猿丸大夫は、その生涯や人物像に謎が多いことから「謎の歌人」とも呼ばれ、神格化されていったといわれます。
とくに、身体にできる腫れ物やこぶを治す霊験があるとされ、江戸時代には病気平癒の神社として多くの人々が詣でるようになりました。
明治時代以降も「腫れ物の神様」「がん封じの神様」としての信仰は続き、今なお広く親しまれています。

2. 癌封じ・病気平癒の御利益
猿丸神社は、古くから「腫れ物・こぶ・がん封じ」に霊験あらたかな神社として広く信仰されています。
御祭神である猿丸大夫は、病気や災厄を鎮める霊力を持つ神として伝えられ、特に体にできたこぶや腫れ物、難治の病気に悩む人々が祈願に訪れる神社として全国に知られています。
境内では、患部の快癒を願って絵馬を奉納する参拝者も多く、癌平癒・病気回復を願った御守も授与されています。
公式には「がん封じ御守」や「病気平癒祈願」の専用の授与品が用意されており、遠方からの参拝者にも対応しています。
とくに地元では、身体の痛みや不調を感じたときに猿丸神社でお参りをする風習があり、体の不調を“こぶ”や“腫れ物”に象徴化して祈るという、昔ながらの信仰が今なお残っています。
医学的な治療とあわせて精神的な支えとして、祈願に訪れる人々が後を絶ちません。

3. 所在地・アクセス
○所在地:京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺粽谷44
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・JR宇治駅・京阪宇治駅・近鉄新田辺駅より→京都京阪バス「維中前」下車徒歩40分
車でのアクセス
・京滋バイパスを利用の場合…<京都方面より>笠取IC <滋賀方面より>南郷IC
・大阪・枚方方面より車利用の場合…国道307号線「岩山」交差点より府道783号線へ
○駐車場:あり(30台)
○公式サイト:https://www.sarumarujinja.jp/index.html

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