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私の履歴書

 無名の県立高校でビリだった私が、何故学校創立以来初の早稲田大学法学部の合格者になれたのか、そのきっかけとなった出来事とその後の人生についてご紹介します。

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●第六章
これから受験を迎える皆さんへ
⓴今感じる受験勉強の意義と有名大学に行くメリット(私から皆さんへのメッセージです)

 冒頭にも書きましたが、「受験勉強はその後の人生で何の役にも立たない」とか「有名な大学に行く意味なんてあるの?」と言う声をよく耳にします。
 自分自身の経験でいえば、意味は大いにありました。あるいは意味と言うより、その後の人生において大きなプラスになったと言った方が良いかもしれません。
 「学生の本分は勉強」と言う言葉を聞いたことがある方も多いことと思います。中には「この言葉はどうにも腑に落ちない」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは勉強を「定期試験で良い点を取る」とか「授業をさぼるな」と言った近視眼的な意味だけで考えるからです。
 学生時代に勉強することが出来る人は、ある程度先のことを見越せる人なのです。
 一部の特別な人を除けば、勉強が大好き!なんて人はほとんどいません。そんな中でも将来のことを考えて「勉強をすべき時期に勉強をしないと、後で痛い目に遭うかも?」とぼんやりとであっても思えるかどうか大事です。
 先々を見越すことが出来るかどうかは、その後の人生(仕事・プライベートに限らず)においてとても大切な能力なのです。危機察知能力と言えるかもしれません。
 勉強の代わりに何か熱中することがあればまだ良いです。でもゲームに熱中したり、何もせずにブラブラするだけの学生時代を過ごせば、もったいない人生を送ることになる可能性が高いです。
 学歴があまり関係の無い実力の世界(プロスポーツ選手や芸能人)で活躍する人が、自分の子供にお受験をさせ、有名な学校に入学させると言う芸能ニュースをよく耳にします。
 その世界で成功した人は、もちろん金銭的に余裕があるのでしょうが、有名人になるとビジネスマンや財界人等と交流することも多く、勉強することの意義や大切さを肌で感じ取るのだと思います。要はそれに本人や周りが気づくかどうかなのだと思います。
 また、受験勉強で得た知識が、ひょんなところで役に立つこともあります。ビジネスの世界でお客さんと話が盛り上がったり、観光地で昔習ったことの意味が分かったり、趣味の世界で新たな気づきに繋がったりすることもあります。
 雑学も含め、知識や一般常識があると人生は間違いなく豊かなものになります。
 それがいつ実感できるかは人それぞれですが、ベースの知識や教養の積み上げが無い人は、そうしたことについて何も感じることもなく、また必要性を感じることもなく一生を終えることになります。
 それでもそれなりの人生を送ることは出来るはずですが、より深く物事を捉えられる人生を送る方が良いですよね(ただこれは、学生の皆さんには伝わりにくいかもしれませんけど)。

 有名な大学に行くことにも意味はあると思います。
 私自身、一番良かったと思えるのは、素晴らしい仲間たちと出会えたことです。素晴らしいと言っても聖人君子のような人たちと言う意味ではなく、色々な個性と能力を持った優秀な仲間と出会えたことは、人生における財産となりました。
 これも実際にそうした経験をしないと、なかなか実感を持てない話ではありますが、それなりの大学に行けば、尊敬できる仲間と出会える可能性は高くなります。
 そして通っている大学の評価は、就職にも繋がって行きます。
 大学のゼミの先生が「君たちは卒業しさえすれば企業からは素晴らしい人材として評価され、採用してもらえる」とよく仰っていました。先生は地方の無名な私立大学でも教鞭をとっていましたので、きっとそう思われたのでしょう。
 「本当にそうなの?」とも思ったりもしましたが、実際に企業に入って採用する側に回ると、その通りだったことが分かります。早稲田や慶應の学生(もちろん有名国立大学もそうでしょうが)は、明らかに採用のステップで優遇されています。先日話したメガバンクの友人も、同じことを言っていました。
 短時間の採用面接で大量の学生の良し悪しを見極めるのは至難の業です。確率論の話になりますが、実績のある(入社後の人事評価が高い)大学の学生を採用した方が、外れる可能性は低いのです。
 いわゆる有名大学の出身であることのメリットは、今でも大いにあります。

 私は元々能力の低い人間だったと思いますし、高校3年生の時の「気づき」が無ければ、のんべんだらりとした人生を歩んでいたと思います。
 その「気づき」のお蔭で、それなりに充実した幸せと思える人生を送ることが出来ました。皆さんも、ほんの少し努力するだけで、違った世界の扉を開くことが出来るのです。
 例え猛勉強の末に志望する大学に入れなかったとしても、その時に努力した姿勢や学んだ知識は、その後の人生で必ず役に立ちます。
 ぜひ一生に一度、大学に入る前の時期だけでも猛勉強して下さい。それが私が伝えたかったことの全てです。皆さんの人生がより豊かなものになることを祈念しています。(了)
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