1. 歴史・由緒
静岡県静岡市清水区に位置する耀海寺(ようかいじ)は、日蓮宗の寺院であり、永正7年(1510年)に、身延山久遠寺12世円教院日意上人が開創した歴史ある古刹です。
皇室・徳川家ともゆかりがあり、境内には安井大江丸自筆の「みのぶ道」の道標があり、勝海舟や川端康成の書など、貴重な品々があります。
宗祖・日蓮聖人の教えを忠実に継承しており、「菊の御紋章」と「葵の紋章」を許された寺格も有している格式高い寺院として知られています。
2. 癌封じ・病気平癒の御利益
境内の夏心堂に夏心了道上人が祀られています。
上人はもと幕臣で、瘡毒を患い度々侮辱を受けており、当地で恥辱を受けた時、一撃のもとに相手を殺傷し、深く懺悔して自決したと言います。
その際に「我は瘡毒に苦しみ今日の所行に及ぶ。自今、我と同じ病に悩む者あらば、信ずる者をば救わん」と遺言したので小堂を建て祀ったところ、霊験顕著で参詣者が絶えなくなりました。
現在も癌封じ祈願や皮膚病、病気平癒祈願の「夏心さんのお寺」として親しまれています。
地元では、体調の不安を抱える方や手術前の方が家族とともに訪れ、特別祈祷を受けるケースも少なくありません。
癌や皮膚疾患や難病に関して回復祈願が出来る寺として口コミで広まり、近年は静岡県外からの参拝者も見られるようになっています。
3. 所在地・アクセス
○所在地:静岡市清水区興津本町223
○アクセス:
🚃 電車でのアクセス:
・JR東海道本線・興津駅徒歩5分
○駐車場:あり(普通車可)
○公式サイト:https://www.youkaiji.com/